最期の手紙
590 おさかなくわえた名無しさん sage 2007/10/27(土) 23:09:41 ID:TnxzCn3m
もう7-~8年ほど昔になるだろうか…都内のある高校に、周囲の誰もがうらやむほど仲睦まじい女子生徒の二人組がいた――仮に一人を由美、もう一人を優子としよう。
ある日、普段から病弱だった由美が心臓の病で入院することとなった。
母親の懸命な看護の甲斐も虚しく、彼女の寿命は尽きようとしていた。
そんなある日、親友の優子が由美の病床を見舞った。すでに自らの死を悟っていた由美は弱弱しい仕草で、見舞いに訪れた優子の手を握り、こう尋ねたという…
「ねえ、優子。これからもずっと友達でいてくれる?」
優子はためらうことなく応えを返す。
「当たり前でしょ! だから早くよくなるのよ!」
「ありがとう。 約束だからね…」
最愛の友の快諾を得た由美は、やがて安堵の笑みを浮かべその日は眠りについた。
数週間後、由美は家族に見守られ静かに息を引き取る。
その葬儀はしめやかに執り行われ、ひとしきり涙に暮れた優子も無論葬儀に参列した。
そこで優子は、由美の母親から彼女が病床で自分宛にしたためた一通の手紙を受け取る。
かけがえの無い親友が、最期の最期に自分へ託した手紙……優子は激しい感動を覚えつつ、葬儀からの帰路、その封を切り手紙に目を通そうとする――かなりのスピードで背後から迫る一台のトラックに気づかずに…
手紙に注意を奪われていた彼女は不運にもトラックにはねられ、親友の後を追う様に帰らぬ人となってしまった。
事故現場を検証した警察官は、遺体の手に握り締められた一通の手紙を発見したという。
ただ一言、短くしたためられていた手紙を…
― ねえ優子、早く来て! ―
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もう7-~8年ほど昔になるだろうか…都内のある高校に、周囲の誰もがうらやむほど仲睦まじい女子生徒の二人組がいた――仮に一人を由美、もう一人を優子としよう。
ある日、普段から病弱だった由美が心臓の病で入院することとなった。
母親の懸命な看護の甲斐も虚しく、彼女の寿命は尽きようとしていた。
そんなある日、親友の優子が由美の病床を見舞った。すでに自らの死を悟っていた由美は弱弱しい仕草で、見舞いに訪れた優子の手を握り、こう尋ねたという…
「ねえ、優子。これからもずっと友達でいてくれる?」
優子はためらうことなく応えを返す。
「当たり前でしょ! だから早くよくなるのよ!」
「ありがとう。 約束だからね…」
最愛の友の快諾を得た由美は、やがて安堵の笑みを浮かべその日は眠りについた。
数週間後、由美は家族に見守られ静かに息を引き取る。
その葬儀はしめやかに執り行われ、ひとしきり涙に暮れた優子も無論葬儀に参列した。
そこで優子は、由美の母親から彼女が病床で自分宛にしたためた一通の手紙を受け取る。
かけがえの無い親友が、最期の最期に自分へ託した手紙……優子は激しい感動を覚えつつ、葬儀からの帰路、その封を切り手紙に目を通そうとする――かなりのスピードで背後から迫る一台のトラックに気づかずに…
手紙に注意を奪われていた彼女は不運にもトラックにはねられ、親友の後を追う様に帰らぬ人となってしまった。
事故現場を検証した警察官は、遺体の手に握り締められた一通の手紙を発見したという。
ただ一言、短くしたためられていた手紙を…
― ねえ優子、早く来て! ―
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コメント
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(25050) Posted by 名無しさん
「超」怖い話 A(アッー!)#- 2007.10.28 Sun 00:10 URL [ Edit ]
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(25062) Posted by ハイパー名無し
コレはホラーだな…KOEEEEEEEEEEEE!!#- 2007.10.28 Sun 00:41 URL [ Edit ]
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(25078) Posted by ( ゚д゚ )
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル#- 2007.10.28 Sun 01:15 URL [ Edit ]
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(25107) Posted by ( ゚д゚ )
怖すぎる…#- 2007.10.28 Sun 02:05 URL [ Edit ]
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(25108) Posted by ( ゚д゚ )
背筋がゾクッてなった…#- 2007.10.28 Sun 02:07 URL [ Edit ]
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(25115) Posted by 名無しさん
歪んだ愛情#- 2007.10.28 Sun 02:32 URL [ Edit ]
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(25120) Posted by 名無しさん
風呂は入れないじゃないかバーロー#- 2007.10.28 Sun 02:53 URL [ Edit ]
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(25121) Posted by ( ゚д゚ )
これは怖い#- 2007.10.28 Sun 02:54 URL [ Edit ]
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(25148) Posted by 名無しさん
鳥肌ぁぁぁ#- 2007.10.28 Sun 07:06 URL [ Edit ]
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(25157) Posted by ( ゚д゚ )
自殺として処理されそうだな#- 2007.10.28 Sun 07:48 URL [ Edit ]
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(25162) Posted by ( ゚д゚ )
こえぇぇぇぇ!#- 2007.10.28 Sun 10:10 URL [ Edit ]
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(25172) Posted by 名無しさん
予想できてしまった俺はエターナルフォーティーン#- 2007.10.28 Sun 11:27 URL [ Edit ]
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(25178) Posted by (`д´)
そういえば、お葬式の時、霊柩車に轢かれて死んだ人いるらしいよ#zuPEewAI 2007.10.28 Sun 12:07 URL [ Edit ]
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(25218) Posted by 名無しさん
もう7-~8年ほど昔になるだろうか…都内のある高校に、周囲の誰もがうらやむほど仲睦まじい女子生徒の二人組がいた――仮に一人を由美、もう一人を優子としよう。
ある日、普段から病弱だった亜季が心臓の病で入院することとなった。
母親の懸命な看護の甲斐も虚しく、彼女の寿命は尽きようとしていた。
そんなある日、親友の知美が陽子の病床を見舞った。すでに自らの死を悟っていた有紀は弱弱しい仕草で、見舞いに訪れた美香の手を握り、こう尋ねたという…
「ねえ、幸恵。これからもずっと友達でいてくれる?」
恵美はためらうことなく応えを返す。
「当たり前でしょ! だから早くよくなるのよ!」
「ありがとう。 約束だからね…」
最愛の友の快諾を得た純子は、やがて安堵の笑みを浮かべその日は眠りについた。
数週間後、美津子は家族に見守られ静かに息を引き取る。
その葬儀はしめやかに執り行われ、ひとしきり涙に暮れた百恵も無論葬儀に参列した。
そこでサトシは、涼子の母親から彼女が病床で自分宛にしたためた一通の手紙を受け取る。
かけがえの無い親友が、最期の最期に自分へ託した手紙……由里は激しい感動を覚えつつ、葬儀からの帰路、その封を切り手紙に目を通そうとする――かなりのスピードで背後から迫る一台のトラックに気づかずに…
手紙に注意を奪われていた彼女は不運にもトラックにはねられ、親友の後を追う様に帰らぬ人となってしまった。
事故現場を検証した警察官は、遺体の手に握り締められた一通の手紙を発見したという。
ただ一言、短くしたためられていた手紙を…
― ねえサトシ、早く来て! ―#- 2007.10.28 Sun 19:20 URL [ Edit ] -
(25229) Posted by 名無しさん
>>14
?#- 2007.10.28 Sun 20:55 URL [ Edit ] -
(25249) Posted by 名無しさん
>>14
つまり、多重人格だったサトシは自分の中にたくさんの名前をもっていて、同じ症状だった
涼子がそれに共感し、男女を超えた友情にはってんする。 ていうストーリー。
だよな?・・・#- 2007.10.28 Sun 23:44 URL [ Edit ] -
(25274) Posted by 名無しさん
これは手紙の書かれた時期によって意味が違うんじゃまいか?
死ぬ直後ならホラーな展開だが元気だった頃に書かれたと考えると定期的にお見舞いにきてたのに来なくなったとかの理由で早く来て欲しかったんじゃないか?
とすぐに考えたのはそのホラーな展開を認めたくなかった俺の弱さ#- 2007.10.29 Mon 05:41 URL [ Edit ] -
(25275) Posted by 名無しさん
これって母親のお守り袋ネタが元ネタかな。#- 2007.10.29 Mon 07:38 URL [ Edit ]
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(25313) Posted by 名無しさん
俺も米18だとオモタ。
母さん、その手紙生きてるうちに渡してもらうつもりだったんじゃないか?#- 2007.10.29 Mon 13:30 URL [ Edit ] -
(25489) Posted by 名無しさん
百合的な展開を想像した俺は何なんだろう#- 2007.10.30 Tue 13:50 URL [ Edit ]
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(28601) Posted by 名無しさん
怖っっ!!!!!!!!!!!1
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(29049) Posted by 名無しさん
>>15 解説ありがとう!!
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