ドラゴンクエスト~対なす存在~【2】
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29 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:06:30 ID:PcJnW1Y3
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「O」
ハ,,,ハ ノ'ノ'ハ^ヽ
r))ハ=ヘヘ シ,,´ー`)
|ノリ ゚ー゚) ,U^''y^i)
ノ,ノつと) / l==l=lヽ (○)
とん,,,.._ノ ん(,_)_)ゝ ヽ|〃
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┃エストの記憶は何日経っても、何ヶ月経っても戻る事はなかった。
┃だが、エストにとって過去の記憶なんてものはもうどうでもよかった。
┃今の生活に満足していたからだ。エナと暮らす日々がエストの心の
┃隙間を埋めていったおかげで・・・。
┃
┃
┃
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30 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:07:13 ID:PcJnW1Y3
ハ,,,ハ
___r))ハ=ヘヘ___ ,-―‐-、 /〉
|__|ノリ ´ー)____,| l`''‐--‐'´l 「O」
|\_〃´ ̄ ̄ ヽ.__\ `''‐--‐''´ ,、,,,... ノ^ハヘヘ
| |\,.-~´ ̄ ̄ ` ー~\ | | i リ´-) (ー` ,,シ
\|∫\ _,. - 、_,. - 、_ \ ,| |、 ゝ ̄''フと二^)
\ \________\. `'''´  ̄ / l=l==lヘ
\ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .ゝ(_(_,),,ゝ
\||________|
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┃いつしか・・・2人は恋に落ちていた。そして子も授かった。
┃その赤子の名を・・・2人は「オリバー」と名づけたのだ。
┃
┃
┃
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┃
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31 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:08:07 ID:PcJnW1Y3
(⌒''';::: :. ...ゞ: . ..爻)⌒^ゞ.:; ..:. . ... .:;;;:;⌒爻 .. :. ..:⌒)
ゞ⌒;:.; ... ^ゝ爻 .;: :. ...^ゞ .::.⌒)⌒^ゞ.:. .. .... .:;:.ノ
ヾ:;.: . .. ⌒爻 .::..^ヾ,;;: ...:.⌒フ.:;. ...⌒ヾゝ
く.:;:; ⌒''´^ヾ.:; :; .... :.⌒^ヾ爻.: .... .⌒フ
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ヘ:;.il :;.;l:;.i:;. . ,. .. i|
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ヘil ;:;l :.; . ; . , ,ヘ
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ハ,,,ハ 「O」
r))ハ=ヘヘ ノ^ハヘヘ ,、,、 ヘ/
|ノリ ´ー) (´ー`,,シ ノ'ハヘヘ ''‐-、
ノ(llつ†') (^∞^) ツ´∀) ヘ,,. っ
i##i.oヘ / l==l=lヽ lっl:lっ ) ヽ っ
ん,,,..__ゝ ん(,_)_)ゝ /_し' (,,゚∀゚)
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┃エスト、エナ・・・そしてオリバーの3人は絵に描いたような幸せな
┃日々を過ごしていった。
┃その幸せは、永遠に続くかのように思われた・・・。
┃
┃だが・・・しかし・・・。
┃
┃
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32 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:15:34 ID:PcJnW1Y3
(⌒''';::: :. ...ゞ: . ..爻)⌒^ゞ.:; ..:. . ... .:;;;:;⌒爻 .. :. ..:⌒)
ゞ⌒;:.; ... ^ゝ爻 .;: :. ...^ゞ .::.⌒)⌒^ゞ.:. .. .... .:;:.ノ
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く.:;:; ⌒''´^ヾ.:; :; .... :.⌒^ヾ爻.: .... .⌒フ
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r'´ノ ミ
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ノ'ノ'ハ^ヽ// ノ'リヘヘヾ,//
シ ´д)^)´> 爪`д´//
/´^''y^iノ (二つO>
ゝ_),=l=lヽ /_ヽ_ヽ
,ん(,_)_)ゝ し(_)
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┃ことの始まりは、オリバーの16歳の誕生日が過ぎて間もない
┃日の事。いつものように、オリバーは剣の稽古を父エストにつけて
┃もらっていた時・・・それは、起きてしまった・・・。
┃
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33 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:20:42 ID:PcJnW1Y3
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ゞ⌒;:.; ... ^ゝ爻 .;: :. ...^ゞ .::.⌒)⌒^ゞ.:. .. .... .:;:.ノ
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く.:;:; ⌒''´^ヾ.:; :; .... :.⌒^ヾ爻.: .... .⌒フ
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ハ,,,ハ ノ^ハヘヘ
:ノ'リヘヘヾ: (д`;シ
:爪;゚д): ,/^y''^ヽ
:,_/、つと): (,_l⌒l -U
:とi__,ノ_.ノ: ん(_)-Jゝ
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┃突如、胸が張り裂けんばかりの激痛がオリバーに襲い掛かった。
┃何かが体を蝕んでいく・・・意識が遠のいていくオリバー・・・。
┃
┃そして、目覚める・・・。
┃
┃
┃
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34 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:21:54 ID:PcJnW1Y3
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ハ,,,ハ `'';:.
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. U、,l:_lJ .::;;'´
`゙;::.. ノ、ノ、ノ
し'し' .:;:;'´
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┃―――― 魔 族 の 血 ――――
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35 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:22:57 ID:PcJnW1Y3
..,,_.,
.,,._., /;:./ヘ
/;;:.;:i|, /;;::.. ヘ::n
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li;;:;:il;::;:.;... .i ヘ;: _:;.r'/
i|;;;:ヘ;;;:::..::.i| ハ,,,ハ `゙゙''´
ヘ;;;:;l,::::::.../ ノ'リヘヘヾ ';: .:;.'
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ヘ}、,l:_l,/ .:
.:;:.' .:. . ノ、ノ、ノ .,
. : .: . し'し' .
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...:::;;;;:::.... /^ヘヘ ヾ
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.ゝ二二二二二|0|とl, ヘ、
`' / ヘ)
ん,,..__,.ゝ
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┃魔族の力を覚醒させたオリバー・・・だが、その器は人間・・・。
┃大きすぎる力を人間が扱えるわけもなく、暴走するオリバー。
┃
┃だが、目覚めたのはオリバーだけではなかった。
┃
┃
┃
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36 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:23:49 ID:PcJnW1Y3
ノ^ハヘヘ
(´д`シ ,、
ノi^y''^つ|0|二二二二二フ
(,ノ=ハ=ヽ、`'
く(_,(_)_ゝ
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┃なんと、魔族の血の覚醒の衝撃で エストの記憶が戻ったのだ。
┃自分が何者であるか、思い出せなかったエストが・・・17年間、
┃何一つ思い出せなかったエストの記憶が、今・・・蘇った。
┃
┃
┃
┃
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37 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:24:33 ID:PcJnW1Y3
/;:./ヘ ―――― ズバァァァァン!!
ハ,,,ハ /;;::.._ヘ::n
ノ/'/'リヽ , . . . ..
(^、(::д゚ii/^) ...,,,,:;:;;;:'''゙゙´
..,,,:::;:;; ''゙゙´::;;:'' -=;;::..:ニ=;:.
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;::::... ...::::; ヘ;: _:;.r'/ ,r'´ノ . ... . .
`゙'';::.. `゙'';::.. `゙゙''´ ,// . : : : . . .
`'';;:::... `'';;:.... ノ'ノ'ハ^ヽ// ::: : : . . .
`゙゙'''';;;::;: ; : ; : :...... シ `д)^)、>
..,,と^''y^ ,/
..,,-‐'' .ノ==ハ=ヽ
く_....,,,,(_)(_)
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┃自分が「魔王エスト」であるという事も!
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┃
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38 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:25:35 ID:PcJnW1Y3
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|エスト!一体どうしたと言うの!?オリバーが・・・オリバーが!
'――――,―v―――――――――――――――――――――
|・・・安心しろエナ。オリバーは平気だ。
|この子に流れる魔族の血を寝かせたまでだ。
'――――――――――――――――v―――
,ヘ
「O」
ハ,,,ハ ノ'ノ'ハ^ヽ
r))ハ=ヘヘ シ,, ´д)
|ノリ;゚o) ハ,,,ハ ,U^''y^i)
ノ,ノヽ'†')、 ノ/'/'リヽ _ / l==l=lヽ
とんゝ,).ノ、,) と('д`llと^l,_>っ ん(,_)_)ゝ
39 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:26:36 ID:PcJnW1Y3
,――――――――――――――――――――――
|魔族の血・・・ですって?エスト・・・どういう事なの?
'――,――――v―――――――――――――――――
|すまない、エナ。私はもう戻る事のないと思われた
|記憶を取り戻してしまった。私は人間ではない・・・。
|ましてやこの世界の者でもない。
,――'――――――――――――――――――v―――
|・・・・・・・・・・・・・!?
'――,――――v――――――――――――――――――
| 私は魔族なのだ。この世界にいてはならない存在・・・。
| 私は戻らなければならない・・・元の世界へ。
| やらねばならない事があるのだ!
'――――――――――――――――――v――――
/〉
ハ,,,ハ 「O」
r))ハ=ヘヘ ノ^ハヘヘ
.|ノリ;゚-゚) (´д`シ
ノ,U゙゙'†') ハ,,,ハ (i^y''^U
ノ=,o〈 ノ/'/'リヽ / l=l==lヘ
ん,,,..__ゝ と('д`llと^l,_>っ ゝ(_(_,),,ゝ
41 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:27:49 ID:PcJnW1Y3
,――――――――――――――――――
|エスト!私たちを置いて行くと言うの!?
|家族よりも大切な事なの!?
'―――――v―――,――――――――――――
|許してくれ、エナ・・・。
,――――――――'―――――――――――v―
|エスト・・・!
'―――――v―
/〉
ハ,,,ハ 「O」
r))ハ=ヘヘ ノ^ハヘヘ
.|ノリ;゚o゚) (д` シ
ノ,(つと) ハ,,,ハ .とi^y''^つ
ノ=,o〈 ノ/'/'リヽ / l=l==lヘ
ん,,,..__ゝ と('д`llと^l,_>っ ゝ(_(_,),,ゝ
42 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:28:52 ID:PcJnW1Y3
,―――――――――――――――――――――――――――――
|この剣をこの子に渡しておいてくれ・・・。
|この先、いずれオリバーも嫁をもらい・・・そして子を授かるだろう。
|オリバーに流れる魔族の血は眠っているが、その子供に
|流れる魔族の血は再び、大人になるにつれて目覚めていくだろう。
|この剣はそれを防ぐ事ができる。再び、魔族の血が暴走しないよう
|オリバーに言い聞かせてやってくれ。頼んだぞ、エナ!
'――――――――――――――――――――v――――――――
|エスト・・・。
'―――――v―
ハ,,,ハ
r))ハ=ヘヘ ,_ ノ^ハヘヘ
.|ノリ;゚-゚) l:| (д´ シ
ノ,U゙゙'†') ハ,,,ハ .〔O〕 とi^y''^U、
ノ=,o〈 ノ/'/'リヽ :| :| /ノ=ハ==、ヽ
ん,,,..__ゝ と('д`llと^l,_>っ | :| く(_)(_,),,ゝ
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43 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:29:33 ID:PcJnW1Y3
,――――――――――――――――――――――――――――
|はい・・・!わがりまじた・・・。あなたがそれを望むと言うのなら
|もう私は止めません!ひっく・・・うぅ・・・いっでらっじゃい・・・あなた!
'―――v―――――――――――――――――――――――――
ハ,,,ハ ,_ ノ'ノ'ハ^ヽ
r))ハ=ヘヘ l:| シ,, `д)
|ノリ ゚´o) ハ,,,ハ .〔O〕 ,U^''y^i)
ノ,ノヽ'†')、 ノ/'/'リヽ _ :| :| ,ノ 人,=Y
とんヽ,).ノ、,) と('д`llと^l,_>っ | :| ん,し(_)
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44 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:32:50 ID:PcJnW1Y3
,―――――――――――――――――――
|これでわかったであろう・・・。
|わしらの血には魔族の血が流れておるのだ。
'――――v―――――――――――――――
ハ,,,ハ
ハヘ==ヾ
(,,´m`)
l´ ,彡 l,-y━・~~ !
(_,ノ lノ ハ,,,ハ
l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ (=o==(^(
i\\ \ (д`;,,)
il l\\ \ l:y :U
il li \\ \ んノ|ヽゝ
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il | li―――――――――――, li
il | li il li
`''-' `-'
45 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:33:37 ID:PcJnW1Y3
,――――――――――――――――――――――――
|魔族の血は子供の時には眠っているらしいのじゃ。
|しかし、大人になると魔族の血が騒ぎ、体を蝕まれ、
|心も邪悪と化すのじゃ。それを防ぐため、眠りの儀式で
|お前に流れている魔族の血を永久に眠らせるのじゃ。
'――――v――――――――――――――――――――
ハ,,,ハ
ハヘ==ヾ
(,, ´m)━・~~
l´ ,彡 l/^)
(_,ノ l ノ ハ,,,ハ
l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ (=o==(^(
i\\ \ (д`;,,)
il l\\ \ l:y :U
il li \\ \ んノ|ヽゝ
`-' \\___________,\ (_(_)
il | li―――――――――――, li
il | li il li
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46 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:34:30 ID:PcJnW1Y3
,――――――――――――――――――――――――
|と、これが儀式を行う理由である。アルクよ、理解したな?
'――――v――――――――――――――――――――
ハ,,,ハ フゥ
ハヘ==ヾ
(,, ´m) -=''⌒)
l´ ,彡 l,-y━・~~ コクコク
(_,ノ lノ 〃 ハ,,,ハ
l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ (=o==(^(
i\\ \ (´∀`,,)
il l\\ \ l:y :U
il li \\ \ んノ|ヽゝ
`-' \\___________,\ (_(_)
il | li―――――――――――, li
il | li il li ┏━━━━━┓
`''-' `-' .┃[> .はい ┃
┃ .いいえ ┃
.┗━━━━━┛
47 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:35:09 ID:PcJnW1Y3
,――――――――――――――――――――
|その後の話じゃと?そこまではわしとてわからん。
|爺さんからここまでしか聞いておらんからのぉ。
|まぁ、脳内補完しておきなさい・・・。
'――――v―――――――――――――――
ハ,,,ハ
ハヘ==ヾ
(;´m`)
l´ ,彡 l,-y━・~~
(_,ノ lノ ハ,,,ハ
l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ (=o==(^(
i\\ \ (д` ,,)
il l\\ \ l:y :U
il li \\ \ んノ|ヽゝ
`-' \\___________,\ (_(_)
il | li―――――――――――, li
il | li il li
`''-' `-'
48 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:35:46 ID:PcJnW1Y3
,―――――――――――――――――
|話はここまでじゃ。今日はもうおそい。
|明日の儀式にそなえ、ゆっくり寝なさい。
'――――v―――――――――――――
ハ,,,ハ オヤスミ
ハヘ==ヾ
(,,´m`) ,-っ
l´ ,彡 `''-‐' ミ)
(_,ノ l`''-―' ハ,,,ハ
l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ )^)==o=)
i\\ \ (,,´∀`)
il l\\ \ U: y:l
il li \\ \ んノ|ヽゝ
`-' \\___________,\ し(_)
il | li―――――――――――, li
il | li il li
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49 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:36:27 ID:PcJnW1Y3
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┃そして 夜が明けた・・・。
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50 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:37:16 ID:PcJnW1Y3
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ハ,,,ハ `' `
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(,,´m`) < 昨夜はよく眠れたか?
r'´ l: ヽ '―――――――――――
| l l | ハ,,,ハ
|__l=={o},.i_| (=o==(^(
し'|:::::Y::::|J (´∀`,,)
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|:::::||::::| んノ|ヽゝ
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.┃[> はい .┃
.┃ いいえ .┃
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51 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:38:05 ID:PcJnW1Y3
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`' ハ,,,ハ
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では参ろう。眠りの祭壇へ > (,,´m`) ,-っ
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ハ,,,ハ | l l`''-―'
)^)==o=) |__l=={o},.i
(,,´∀`) .しヽ::::ヽ/
.U: y:l ,/ヽ::ヽ
.んノ、ヽゝ /:::;ノ::::ノ
し(_) .し(__)
52 : ◆JfRaVW6986 :2006/05/27(土) 23:38:35 ID:PcJnW1Y3
r'´⌒`ヽ
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ヘ To Be Continued /
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