やる夫の歌手デビュー ―第三章―
やる夫の歌手デビュー ―第一章―
やる夫の歌手デビュー ―第二章―
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―第三章―
やる夫は、しぃに大学のボイストレーナーを紹介してもらえるということで、待ち合わせ場所の大通りの噴水にいた。
朝8時。やる夫にとっては苦痛だった。
____
/ \ 。
/ ─ ─\ .
/ (―) (―) \ あ~朝うぜぇお
| (__人__) | しぃはまだかお?
\ ` ⌒´ ,/
やる夫が目をつぶっていると、遠くの方から声が聞こえる。
(*゚ー゚)すいません。待ちましたか?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ おっおっおっwwwwww大丈夫だおwwww
| |r┬-| | 早速行こうおwwwwwwwwww
\ `ー'´ /
2人はバスに乗っていた。しぃの話によると30分近くかかるらしい。
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ そういえば、そのボイストレーナーの人、なんて名前だお?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
(*゚ー゚)本名は知りませんけど、オサレ、または師匠と呼ばれています。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 師匠とは凄いおwwwwwwwww
| |r┬-| | やりがいがあるおwwwwwwwwwwwww
\ `ー'´ /
川´⊇`)オサレな師匠です
30分後……茂名大学に到着する2人。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ うはwwwww凄い大学だおwww
| |r┬-| | 立派だおwwwwwwwwwwww
\ `ー'´ /
(*゚ー゚)創立者のモナーという方はとても立派な人でして、今もこの大学にいるんですよ。
日本中で人気で、世界中を飛び回ってるんです。
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ それは会ってみたいお……。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
ある部屋の前に来る2人。
(*゚ー゚)ここがオサレ師匠のお部屋です。失礼します。
ノックをして入るしぃ。やる夫は後についていく。
川´⊇`)やあしぃくん。そして君がやる夫くんだね。よろしく。オサレ……または師匠と呼んでくれ。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ やる夫ですおwwwwお願いしますおwwww
| |r┬-| | でも、なんでこんな痛い絵ばっかり飾ってるんだお?w
\ `ー'´ /
川´⊇`)……
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ 追い出されたお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
(*゚ー゚)忘れてました……。師匠はあの痛々しい絵のことに触れると激怒するんです。
私からもう一度頼んでみます。やる夫さんはここで待っててください。
オサレ師匠の部屋に入っていくしぃ。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 痛いものは痛いおwwwwww
| |r┬-| | あの人絶対厨二病だおwwwwwww
\ `ー'´ /
1時間後
____
/ \
/ ― ―\
/ (○) (○) \ ……(今日の夕食はメロンにするかお……)
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
(*゚ー゚)やる夫さん!
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ おっおっおっwwwwwwしぃだおwwww
| |r┬-| | どうなったんだお?wwwwwww
\ `ー'´ /
(*゚ー゚)なんとかOKでした。もうあの絵には触れないで下さいね。
川´⊇`)まったく……さっきのことはいいから、もうよしてくれよ。
いい加減にしないと僕、仮面被って破面しちゃうよ。
____
/ \ ヒソヒソ
/ ― ―\
/ (●) (●) \ 仮面を破面ってなんだお……?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
ヒソヒソ
(*゚ー゚)それがよくわからないんですよ。時々そういうことを口走るんですよね。
川´⊇`)ヒソヒソ話はいいから。で、君は何で僕のところへ来たんだい?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ 目的忘れてたおwwwwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \やる夫は声を綺麗にして、歌がうまくなりたいんだおw
| |r┬-| | 歌手を目指してるおwwwwww
\ `ー'´ /
川´⊇`)歌手ねえ……。よし、こっちの部屋に来たまえ。
師匠が部屋の奥にあるドアを開ける。
その先にあった部屋は、なんともいえないカラフルな部屋だった。
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ これはいよいよ本物だお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)ここは防音対策してあるから、どんなに大声出しても平気なのさ。
ボイストレーニングにはピッタリの場所さ。
さて……早速だが、ドレミファソラシドをお願いするよ。
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ ドレミファソラシド
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川`⊇´)音程をつけろ! 音程を!!
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ドーレーミーフーァーソーラーシードー♪
| |r┬-| | ドーレーミー……♪
\ `ー'´ /
川´⊇`)う~ん……低音、高音の音域が狭いね。1オクターブちょっとしか出ていないよ。
これはトレーニングが必要だな……。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ それは楽しみだおwwwwww
| |r┬-| | 今のやる夫はどんなきついこともへっちゃらだおww
\ `ー'´ / 喉がつぶれても構わないおwwwwwww
(*゚ー゚)(それは一番良くないんじゃないかなあ……)
(*゚ー゚)じゃあ私は授業の方に行きますね。やる夫さん、また後で。
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ うん、頑張るお。
| (__人__) | (男2人かお。むせえwwwwww)
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)よし、やる夫くん。まずは肩慣らしだ。
「あーえーいーうーえーおーあーおー」とあかさたな順で言おうか。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ あーえーいーうーえーおーおっおっwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ かーけーきーくーけーこーかーこーwww
| |r┬-| | さーせーしーすーせーそーさーそーwwww
\ `ー'´ /
川´⊇`)テンション高いね……
30分も待たせてすまんwwww
____
/ U \
/U ― ―\
/ (●) (●) \ それにしてもこの部屋蒸し暑いお
| U (__人__) | クーラーかなんか無いんですかお?
\ U ` ⌒´ ,/
川´⊇`)ふふふ。蒸し暑いのは喉にいいからだよ。湿気があると声が出やすくなるんだ。
クーラーは喉に悪いからダメさ。ってゆーか常識だろ……。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 初めて知ったおwwさすが師匠だおwwww
| |r┬-| | やる夫に知らないことを平然と言ってのけるおww
\ `ー'´ / そこに痺れるし憧れるおwwwwwww
川´⊇`)帰れ
____
/ \
/ ― ―\
/ (○) (○) \ ……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)僕はジョジョオタが嫌いだ。怖いんじゃあないぞ。荒木にへーこらする態度にくぁwせdrfgyふじこlp;
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ これはひどい釣りだお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
その後、師匠の発声練習は30分ほど続いた。
川´⊇`)うん、これだけやれば声も出るだろ。
もう1度ドレミファソラシドをやってみなさい
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ドーレーミーファーソーラーシードー♪
| |r┬-| | ドーレーミーファーソーラーシー……♪
\ `ー'´ / 凄いお! さっきよりも高い声が出るおwww
川´⊇`)まあそれが君の完全な地声だな。僕からいわせれば、今どきのJ-POPは声が高いほうが売れると思うから
これくらいで満足してはいけない。もっともっと高い声が出せるようにならなければ。
あと、まだ声の質が悪い。これから僕と鍛えていこうじゃないか。
ま、くだらないJ-POPより洋楽の方がいいんだけどね。
師匠との特訓はまだまだ続く。
川´⊇`)さて、君は声が……なんていうか、無邪気な感じだね。子供っぽいというか……。
とにかく、声の質が悪い。最低だ。君の歌は聞く気にならないよ。
____
/ \
/ ― ―\
/ (●) (●) \ どうしろと?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)とにかくボイストレーニングだな。四六時中声を出すんだ。
低音、高音。全てにおいて透き通るような声にするんだ。
しばらく家に帰れないと思え!
____
/ \
/ \ /\
/ (●) (●) \ 師匠も本気だお……!
| (__人__) | これはやる夫もマジにならなきゃお!
\ ` ⌒´ ,/ 何日でも耐えてやるお!!!!11!!
こうして、やる夫のボイストレーニングが始まった!
時計の針は既に午後5時を刺していた。
(*゚ー゚)とりあえず私は(兄がうるさいので)帰りますけど、やる夫さんはしばらくここにいるんですか?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ そうだおwwしばらくは師匠とトレーニングだおww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ きっと毎日成長していくに違いないおwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
(*゚ー゚)期待してますね。では、さようなら。
しぃは去っていく。
川´⊇`)さてやる夫くん。早速だがついてきてほしい。
大学の廊下を歩く師匠。そしてそれについてゆくやる夫。
____
/ \
/ ─ ─\ なんですかお?
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)君、だいぶ声が枯れてるね。やはり、腹で歌ってないせいだな。
そんな君にはここがお似合いだよ。
師匠があるドアを開けると、そこはジムだった。
____
/ \
/ ─ ─\ ここは……まさか……。
/ (●) (●) \
| U (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)ここで立てなくなるまで腹筋したまえ。
腹筋を鍛えれば声量が多くなるし、声が透き通るように真っ直ぐ出せるんだよ。
じゃ、僕は絵を描いてくるね。
去っていく師匠。
____
/ \
/ ─ ─\ 立てなくなるまでとは随分厳しいお……
/ (●) (●) \ しかもこんなとこに1人で放置プレイとは、
| U (__人__) | 相当ドSだお
\ ` ⌒´ ,/
そんな時、突如奥から声が聞こえる。
「いいや、君は1人じゃないよ」
____
/ \
/ \ /\ 誰だお!?
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
( ´∀`)ああ、ごめんごめん。驚かせちゃったかい。
ちょっとそこで話を盗み聞きしていてね。君は誰だい?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ オサレ師匠に指導してもらってるやる夫というおwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ あんたは誰だお?wwwwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
( ´∀`)私はいわゆる1つのおじさんさ。気にしないでくれ。
____
/ \
/ ─ ─\ なんか怪しいお……
/ (●) (●) \
| U (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
( ´∀`)まあまあまあまあ。
と、腹筋しなくていいのかい?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ そうだったおwwww頑張るおwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
( ´∀`)君、若いみたいだが……どうだい、私と勝負してみないかい?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: あんたは若いか年老いてるかも分からない顔してるおw
| |r┬-| | やる夫と勝負したら腹筋が壊れちゃうおww
\ `ー'´ /
( ´∀`)大丈夫さ。日々鍛えてる……とゆうか鍛えられてるしね。
____
/ \
/ \ /\ よっしゃ、やるお!
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
( ´∀`)よし、やろうか。
腹筋マシーンにセッティングする2人。
( ´∀`)よーい……ドン!
川´⊇`)新技はどうしようかな……夢の中で攻撃する能力……フレディや死神13と被るけどいいか。
「死の夢(イル・ソグノ・ディ・モルテ)」って感じかな……。
きぃぃ~~~~バタン
川´⊇`)(ささっ)誰だ!? ……なんだ、やる夫くんか。腹筋はどうしたんだい?
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)……どうしたのかな?
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ なんか変なおっさんと腹筋勝負しちゃったお……
| (__人__) | あの人ヤバイお……
\ ` ⌒´ ,/ 何百回やれば気がすむお……
川´⊇`)……その人、顔がマター……まったりしてなかったかい?
____
/ \
/ ─ ─\ そう、それだお……
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)(モナーさんか……)まあ、それはいいとして、君は何回くらいできたんだい?
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 28回だおwwww
| |r┬-| | 過去最高記録ktkrwwww
\ `ー'´ /
川´⊇`)よし。これから毎日200回な。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)いや、一気にじゃなくてね。合計200回だよ。
君のペースなら30回を7セットで210回だね。ま今日は後172回頑張りたまえ。
しぶしぶジムに戻るやる夫。
川´⊇`)さて、技の続きを考えるか。今度は最強の敵で5秒時間を止められるっていうのは……
……いいねえ。DIO様には敵わんが、一護達(妄想上のキャラ)じゃ敵わないだろうなあ。
技名は……アン・テンポ・シ・エ・フェルメイトだな!
そしてその頃しぃは……
(*゚ー゚)ただいま~。
/\___/\
/ ⌒ ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < おかえり
| ト‐=‐ァ' .::::| \_____
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
/\___/\
/ ::\
| :| それでさ……その……
| ノ ヽ、 :| まさか挿入コースじゃないだろうね……
| (●), 、 (●)、.:::|
\ ,,ノ(、_, )ヽ、,, ::/
/`ー `ニニ´一''´ \
(*゚ー゚)な、なな、何言ってんの!? そんなことあるはずないでしょ!?
↑妙にテンション高い
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| 私は信じてるよ
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
そしてその頃ドクオは……
(´A`)ショボンの奴……もう完成させやがったぜ!! これから修正もするだろうが、すごい早さだ。
今はまだ7時前……俺も今日中に歌詞完成させちゃうぜ!
プルルルルルル プルルルルルル
(´A`)誰だよ……やる気だったのにな……はい、ドクオです。
……ダディさんですか。はい、今すぐ行きます。はい。は~い。
(´A`)ダディさんなら良かった。作詞のアドバイスをもらえるぜ!
(´A`)ちわーっす! ダディさん、元気でしたか?
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| ああ、君こそ元気そうで良かったよ
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(*゚ー゚)あ、ドクオさん。こんばんは。
(´A`)お、しぃか。相変わらずプリティーだな。
(*゚ー゚)な、何言ってるんですか!?
↑妙にテンション(ry
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| 今日は君に相談があってね
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(´A`)ダディさんが? 珍しいッスね。何でも聞きますよ。
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| 実はねぇ。私のしぃが男に狙われてるんだ。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(´A`)えぇ!? ストーカーかなにかですか!?
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| そんなとこだよ。しかもかなりの粘着型さ。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(´A`)やばい奴もいるもんスね! 知り合いか何かですか!?
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| ああ。やる夫君と言ってね。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(´A`)……
( ゚A゚)!
(´A`)それでですね。歌詞がまだほとんどできてないんですよ。よかったら手伝ってくれませんか?
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| もちろんOKだ。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| だが、まず途中までを見せたまえ。話はそれからだ
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(´A`)これです。結構恥ずかしいんですよ……。
ドクオは紙を取り出す。タイトル「ダイナマイトライブ」
ダイナマイトライブ 作詞 ドクオ
LIVE直前 高鳴る心臓
沸騰しそうな血液が体を巡る
主役は俺だ 客はお前らだ
耳を切り裂く声が鼓膜を刺激する
(´A`)……と、まあこんな感じなんですが……
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| ナンセンス
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| なんていうかな……一言、キモいよ
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
(´A`)(なんかやたら厳しいなあ)
わかりました。なんかアドバイスとかは……?
こうして、ドクオとダディによる作詞が始まった
そしてその頃、やる夫は……。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ようやく終わったおwww
| |r┬-| | 師匠に飯おごってもらうおwww
\ `ー'´ /
部屋に入っていくやる夫
川´⊇`)やあ。終わったのかい。
時間も時間だし、ディナーでも食べに行こうか。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 計ww画ww通wwりwww
| |r┬-| | ごちそうになりますおwwww
\ `ー'´ /
イタリア料理店「ジョルノ」
川´⊇`)ここは僕のオススメでね。とても腕がいいんだよ。
特にアバッキオは美味しいんだよ
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ ムーディーブルース
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)いや、子羊のことね
注文を終える師匠
川´⊇`)急にだが、君に相談があってね。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ (うはwww師匠が相談とかうけるwww)
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ なんでも聞きますおwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
川´⊇`)僕が今考えてるキャラクターでジェイクレナ・ロックフィールドっているんだけどね。
そいつ、相手の脳を壊す能力を持っているんだ。
「脳の破壊者(アン・カシアトルペディニエレ・ケレブレイル)」か「魔術師(マゴー)」どっちがいいと思う?
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ ……アン・カシアトルペディニエレ・ケレブレイルで
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
料理が届く。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ktkrwwwwwwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ うはwwwwwwアバッキオうめえwwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
川´⊇`)お気に召してくれて嬉しいよ。
ワインは……シャトーマルゴーでいいかい?
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 酒はダメなんで、オレンジジュース下さい
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`)……
(喉に気を使ってるんだな。うん、きっとそうだ)
料理を一通り食べ終わる2人。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ブチャラティ上手かったおwwwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ カルネのナランチャ添えも美味wwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
川´⊇`)ブチャラティじゃなくてブチェラッティね。
じゃあそろそろ店を出ようか。
フッ
:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::
川´⊇`)まさか瞬歩を使えるとはな。
川´⊇`)全部で4万8700円だったよ。まあちっとも気にしてないがな。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ さすが師匠、寛大だおwwwwwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ お礼として、師匠の絵描きに付き合うおwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
川´⊇`)……是非頼むよ。同人誌の締め切りが間に合わなくてね。今日は徹夜になりそうなんだ。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ やべ、気ぃ遣いすぎたお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`) やる夫くん、トーン63番と64番。あと、ここにベタ。効果音はドドドドドドドドド ドッで頼むよ。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 大変な作業だお
| (__人__) | てゆうかどっかで見たなこの絵柄
\ ` ⌒´ ,/
そして夜は更けてゆく……
やる夫の大学生活一日目が終わる。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (―) (―) \ ZZzzz...ZZzzz...
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`) ……スー……スー……
( ´∀`)やあ。2人とも今日はご苦労様。
しかし、私を連れてってくれなかったのはひどいな。こうしてあげるよ。
翌日
川゚⊇゚)uwaaaaaaaaaaaa!!!!!!111!!11
僕の原稿がッ! 真っ黒に~~! どうなっているんくぁw背drftgyふじこlp;@
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ ……やる夫の努力の結晶が……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
>>85>>87
師匠といえばBLEACH
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 原稿はこの際どうでもいいお
| (__人__) | まずは朝飯だお
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`) 朝食は……というより食事の際は辛いものをとるんじゃないよ……
喉に悪いから……それじゃあ僕は二度寝するよ……
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 師匠やっぱり元気無いお
| (__人__) | ひどいことする人もいるもんだお
\ ` ⌒´ ,/
( ´∀`)やあ
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ おっおっおっ、おじさんだおwwwwwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 今日は勝負なんてお断りだおwwwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
( ´∀`)はっはっは。私ももういいよ。オサレくんはいるかい?
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 師匠は何者かに原稿潰されて元気ないお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
( ´∀`)……ちょっとやりすぎたか……
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ なんか言ったかお?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
( ´∀`)いや、何も。元気出せよ、といっておいてくれ。
その頃師匠。
川´⊇`) よくよく考えればあのストーリーもキャラクターデザインも微妙だったな。
よし、頭を入れ替えて頑張ろうかな! あっはっは。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 師匠元気出せよって言ってたおおじさん。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`) 何言ってるのか分からないぞ。とゆうかもう原稿はいいんだ。次からはポエムでも書くよ。
それより、早く朝食食べてトレーニングしようじゃないか。
____
/ \
/ \ /\
/ (●) (●) \ そうだったお。
| (__人__) | 今日も頑張るお!
\ ` ⌒´ ,/
そして……時間は一気に飛び、1ヵ月後の夜……
川´⊇`) よし、やる夫くん。ドレミファソラシド、GO!
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ドーレーミーファーソーラーシードー♪
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ドーレーミーファーソーラーシードー♪
| |r┬-| | ドーレーミーファーソーラーシードー♪
\ `ー'´ /
川´⊇`) すごいぞ。1ヶ月のトレーニングで3オクターブまで……。声の質もまろやかでいい。
どうやら、いよいよ巣立ちのときみたいだな。
川´⊇`) よし。今日は僕がごちそうしてあげようかな。ジョルノにでも行こうか。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ うはwwwwごちになりますおwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
川´⊇`) なんだろうなこの気持ちは。アシスタントを失うような……子供を旅立たせるような……
ジョルノにて。
川´⊇`) うんうん。1ヶ月前とは全く別人のような声だ。
君には才能があったんじゃないかな? いわゆる、天才ってやつだ。
____
/_ノ ヽ_\
/( >) (<)\ そんなことないですおwwwwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 師匠の教えが良かったんですおwwwww
| |r┬-/ |
\ ` ̄'´ /
川´⊇`) そ、そんなことないんだから////
夜9時、バス停前にて。
川´⊇`) さてやる夫くん。そろそろお別れだな。
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚((●)) ((●))゚o \ 寂しいですお……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
川´⊇`) おいおい。泣いちゃダメだよ。笑うと分かったときには泣くべきじゃないんだよ。
そんな君にはこれをあげよう。
つ[オサレな仮面]と[刀?]
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ うはwwwwあざーすwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
川´⊇`) これは僕お手製の仮面と刀だよ。まあ斬れないけどね。
そして名付けよう! その刀の名は――
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ バス来たお。もう行かなくちゃお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
川´⊇`) くっ……決め所だったのに……。
それではアリーヴェデルチ(さよならだ)
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ボラーレ・ヴィーアwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
ブゥゥゥゥゥン……
川´⊇`) さて、からくりサーカス読もうっと。鳴海兄ちゃんが心配だな……。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ よし、早速家に帰ってしぃに報告するおww
| |r┬-| | 紹介してくれてマジ感謝だおwwwww
\ `ー'´ /
約1時間後、家に到着する。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ そういや1ヶ月くらいテレビ見てなかったお。
| (__人__) | 今業界はどんなもんかお。
\ ` ⌒´ ,/
テレビをつける
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ ポイズンブルース第二段「ダイナマイトライブ」
| (__人__) | 来月発売だと……
\ ` ⌒´ ,/
____
/\ /\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ ドクオ……もう2ndシングルとはやるお!
| |r┬-| | やる夫も早く上達するお!!!
\ `ー'´ /
久々にイターを片手に持つやる夫
ぐわぁぁん
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ 腕が鈍っているお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ これからは毎日ボイストレーニングと
| U (__人__) | イターの練習かお……
\ ` ⌒´ ,/ かなり大変だお……
弱気になるやる夫。
と、そこに一本の電話が。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ もしもしwwwwwww
| |r┬-| | ……しぃ! しぃかお!!
\ `ー'´ /
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| ダディです
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
『はい。ご無沙汰してます。やる夫さん、声が良くなりましたね』
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 師匠はなんだかんだでいいトレーナーだったおww
| |r┬-| | ギターの腕は落ちたけど声は大体完璧だおwww
\ `ー'´ /
『師匠もですね、さっき電話してきて……ちょっと……やめ……』
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ ……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
『FUCK』
ツーツーツー……
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ こいつぁやられたおwwwww
| |r┬-| | だが気にしないおwwwwwww
\ `ー'´ / 今日は寝るまでイターをプレイするおwwww
やる夫は段違いに成長した声を武器にイターを片手に持った。1からのおさらいと、簡単な曲の練習。もちろん、勘を取り戻すためだ。
このような基礎をしっかりと復習する辺り、やる夫も変わってきたようだ。さあ、これからどうなっていくのか……!?
―第三章 完―
あとがき。
とりあえず、今日はここまで。第四章はまた明日で。
今回の流れは師匠に会う→修行→別れ→イター復習で終わりです。
ドクオは曲を既に完成させています。
みなさん、ここまでよく付き合ってくれました。ですが、まだまだありますよwwww
完走するまで付き合ってくれたら嬉しいです。じゃあみんな乙!
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コメント
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(5405) Posted by 名無しさん
#- 2007.03.28 Wed 00:20 URL [ Edit ]
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(5410) Posted by ( ゚д゚ )
何気にやる夫根性あるな#- 2007.03.28 Wed 09:02 URL [ Edit ]
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(5413) Posted by 名無しさん
3オクターブw#- 2007.03.28 Wed 10:51 URL [ Edit ]
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(5422) Posted by 名無し!!
やる夫俺とは大違いwwwww#- 2007.03.28 Wed 13:52 URL [ Edit ]
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管理人さん乙