「 2006年10月 」 の記事一覧

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兄とドラクエ3

108 :マジレスさん :2006/10/24(火) 11:26:39 ID:UpYMe1Np
私には、兄がいました。
3つ年上の兄は、妹想いの優しい兄でした。
ドラクエ3を兄と一緒にやってました。(見てました。)
勇者が兄で、僧侶が私。遊び人はペットの猫の名前にしました。
バランスの悪い3人パーティ。兄はとっても強かった。
苦労しながらコツコツすすめた、ドラクエ3。おもしろかった。
たしか、砂漠でピラミッドがあった場所だったと思います。
とても、強かったので、大苦戦してました。

ある日、兄が友人と野球にいくときに、私にいいました。
「レベ上げだけやってていいよ。でも先には進めるなよ。」
私は、いっつもみてるだけで、よくわからなかったけど、
なんだか、とてもうれしかったのを覚えてます。
そして、その言葉が、兄の最後の言葉になりました。

葬式の日、父は、兄の大事にしてたものを棺おけにいれようとしたのを覚えてます。
お気に入りの服。グローブ。セイントクロス。そして、ドラクエ3。
でも、私は、ドラクエ3をいれないでって、もらいました。
だって、兄から、レベ上げを頼まれてたから。

私は、くる日もくる日も時間を見つけては、砂漠でレベ上げをしてました。
ドラクエ3の中には、兄が生きてたからです。
そして、なんとなく、強くなったら、ひょっこり兄が戻ってくると思ってたかもしれません。
兄は、とっても強くなりました。とっても強い魔法で、全部倒してしまうのです。
それから、しばらくして、ドラクエ3の冒険の書が消えてしまいました。
その時、初めて私は、泣きました。 ずっとずっと、母の近くで泣きました。
お兄ちゃんが死んじゃった。やっと、実感できました。

今では、前へ進むきっかけをくれた、冒険の書が消えたことを、感謝しています。

俺と彼女の物語

133 名前: 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日: 佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 23:43:41.48 ID:kQ1FNTXh0
文才が本気でないから駄文になるがよろしく。
俺さ、小学校時代からの女友達がいたんだわ。 俗に言う幼馴染。
便宜上A子ってしとく。
A子は、父親が早く亡くして所謂、母子家庭って奴だった。 もちろん小学生の俺には意味も
解らんかったから仲良くなるのに全然関係なかった。
お互い、仲も良かったしさ。 中学くらいになっても思春期特有のテレからから来るすれ違いもなかった。
A子のお袋さんにもよくして貰ってたし、高校になってからも俺たちは自然な形で付き合ってた。

そんな幸せな日々も高校卒業と同時に崩れだした。
もともとA子のお袋さんは体が弱かったせいか、娘を無事に卒業さした気の緩みからか
体を壊してしまった。 そして一ヶ月後…
A子のお袋さんの葬式はA子が喪主になって行われたよ。
今でもその時のA子を覚えている。 必死に泣かないように歯を食いしばって。
気丈に振舞って立派に喪主を勤め上げた。
でも、18歳の女の子がずっと耐えれると思うか? 答えは無理。
式が終わった後にA子は俺の家に来たよ。親父もお袋もその時は気を利かせて外出してくれた。

そして、その晩はA子は声を上げて一晩中泣いてた。 俺も涙を見せないようにしたかったけど無理だった
でも、それでも俺はA子に言いたい事があって何とか取り乱さずにA子のそばに入れた。


そして、丁度明け方だったと思う。
A子がようやく落ち着いて話ができる状態になってから俺はA子に話しかけたよ。
「俺が大学卒業したら結婚しよう。ずっと一緒いよう!」
我ながらよくそんな安いドラマの台詞を言えたと思う。それでもA子はしっかり俺を見つめていた。
正直、状況が状況だけに俺答えが怖かった。 
長い沈黙の後、A子は口を開いて泣き声で「ずっと…一緒にいてくださびっ・・・」
最後咬んでた。
まぁ、そんなこんなでようやく落ち着いた日が過ぎって行った。

でも、今から三年前。 もう一度。 不幸はやって来た。
その日はA子の誕生日で、俺の頭の中は「いかにしてプレゼントを渡して、どんな食事をしてどうやってホテルに
誘おうか。」
と童貞の初デートみたいに浮かれてた。
でも、待ち合わせの時間まで後一時間ってとこで知らない番号から電話がかかってきた。
警察からだった。「A子が事故にあって意識不明になった。」
頭の中が真っ白だった。 とりあえず何とか病院の位置を聞いた俺は強引にタクシーを捕まえて
病院へ。

病院に着いた俺は、医者を壁に叩きつけるような勢いで彼女の容態を聞いたよ。
なんでも、昼間から酔っ払って運転していた糞野郎が信号待ちしてた彼女に突っ込んだらしい。
容態は意識不明。頭を強く打っており植物人間状態。
この時の俺は、ほんとになにも考えられなかった息も出来ないくらいに何がなんだか解らなかった。
病室に入ると体中にチューブと酸素マスクをつけた彼女。
俺は居たたまれなくなって外に飛び出したよ。
その時はなんでこんな安いドラマ展開ばっかり起きるんだよ。彼女が何したっていうんだよ…
って世の中の全てに怒りが沸いて来て病院の壁を何回も殴ってた。(骨折してますた。)


その日から俺は毎日、彼女のところ行ったよ。
ドラマの主人公の気持ちが痛いほどわかる時期だったね。
そして、それから二年後。
いつももように彼女のお見舞いをしに病院へ。でも病院に入った瞬間に担当医が
俺を待っていたように血相変えて走ってきた。
話聞いた俺も血相変えて病室へ。
そこにはもぬけの殻となったベッドが一つ。

で、22日に墓参りしてきた。
彼女の家は母子家庭だったけど、お袋さんが若いときに墓だけは買っていたらしい。
あれから一年色々なことがあったけど、俺はこれからも一生懸命生きていくって墓前に誓った。
泣いたり。笑ったり。喧嘩したりするかもしれない。
また絶望して全てを投げ出したくなるかもしれない。
でも、俺は絶対に諦めない。
だから、見守ってくださいと…
一時間くらいの長い墓参りだったよ。

そして最後に、

【孫ができたら、また来ますお義母さん】

ととなりで優しく微笑む彼女と一緒に声に出して報告して帰ってきた。

来月に挙式です。

とりあえず
一年前に彼女が目を覚まして色々あったけどようやく落ち着いて報告にいけました。
無駄に長い駄文に付き合ってくれてありがとうw


お人よしの彼女

469 おさかなくわえた名無しさん New! 2006/10/23(月) 22:18:35 ID:T96ChVXV
あげついでに。

この前彼女とデートでゲーセンに行った。

クレーンゲームでぬいぐるみが取れたから彼女にあげたら
すごく嬉しそうだったから自分も満足していたんだけど、
その機械から離れたら今度は父娘の親子が同じぬいぐるみを取ろうと挑戦していた。
自分と彼女はすぐ側の自動販売機の前で休憩がてらジュース飲んでたんだけど、
その親子、何回やってもぬいぐるみが取れないわけ。

で、雰囲気的にその親父さんはあまりお金持ってないみたいだし、女の子は泣きそうな顔してる。
自分は「あの親父下手だな~」くらいにしか思ってなかったんだけど、
彼女のほうが「ねえ○○・・・」って目で「あの親子にさっき取れたぬいぐるみあげていい?」って聞いてくるのよ。

ほんとあきれたね。彼女はいつもそう。道端でおっさんがチャリンコ倒したら絶対に手伝うし、
スーパーでも前に並んでた子供がお金足りなかったら自分の財布から出してやるし。
もうお人よしもいい加減にしろっつの。そのぬいぐるみも俺との思い出じゃん。




もってってあげなよ、そう言ったら彼女が満面の笑みで親子に話しかけた。
照れて恥ずかしそうにありがとう連発する父親。嬉しそうな女の子。お人よしの彼女。
「ごめんね、せっかく○○がとってくれたのに」って謝らなくてもいいよ。
お前と付き合えて幸せだよ俺。 明日プロポーズします。


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